小児歯科
小児歯科とは
小児歯科とは、お子さま(小児)のお口の健康を専門にサポートする診療科目です。特にお子さまは、乳歯から永久歯へと歯の生え変わりがあるため、歯や顎の成長に合わせて診療しなくてはなりません。
子どもの歯について
乳歯とは
乳歯とは「子どもの歯」のことで、上下左右合わせて20本あります。乳歯の色は乳白色で、透明感があります。永久歯に比べると歯質が薄いため、虫歯になりやすい特徴があります。生後6ヶ月くらいから下の前歯が生え始め、3歳頃に乳歯がすべて生え揃います。6歳頃になると、歯の生え変わりが始まり永久歯が生えてきます。やがて成長し12~14歳くらいになると、永久歯にすべて生え変わります。
子どもの歯のメインテナンス方法
乳歯は虫歯になりやすいため、虫歯にならないように、お子さまにはできるだけ早いうちから口腔ケアを習慣づけることが大切です。
虫歯予防
乳歯や永久歯に関わらず、生えたての歯は柔らかく磨きにくいので虫歯になりやすいものです。歯が完全に硬くなるには2~3年ほどかかるといわれていますが、当院では、早くに歯を硬くし虫歯になりにくい歯にするために、フッ素塗布・シーラントをお勧めしています。
フッ素塗布
フッ素には酸によって柔らかくなり始めたエナメル質を硬くする再石灰化の作用があります。また、歯垢の働きを弱め、歯垢が作りだす歯を溶かす酸の発生を抑えるなど、歯にとってとてもよい働きがあります。そのためフッ素配合の歯磨き粉や歯科医院でのフッ素塗布は、虫歯予防に役立ちます。
シーラント
虫歯になりやすい奥歯の溝を、薄いプラスチックで塞ぐ虫歯予防法です。特に奥歯の溝は複雑な形をしているため、毎日きちんと歯磨きをしていても、食べかすやバイ菌が溜まりやすく虫歯になってしまうことがあります。しかし、シーラントで奥歯の溝を塞ぐことにより、磨きにくい奥歯の溝の虫歯を未然に防げます。